加工品事例

ヘッドシリンダのカム軸穴加工

種類・形状ヘッドシリンダ
材質アルミ鋳物
サイズ630mm
用途・業界自動車
要求精度-

詳細説明

自動車のエンジンを構成する直列6気筒ヘッドシリンダに対して、カムシャフトを組付ける軸穴を加工した事例です。

この製品は全長630mmあり、その間にジャーナルと呼ばれる軸穴が7ヶ所あります。加工の際はフロント側より4ヶ所、リア側より3ヶ所をターンボーリング加工しています。使用する刃具は次の通りとなっております。
①粗加工 1枚刃バイト(径仕上代0.5mm)
②セルフガイドリーマ ショートツールによるガイド加工
③セルフガイドリーマ ロングツールによる加工

セルフガイドリーマは、バイトで粗加工したのち下穴を仕上げる際に、高い真直精度を確保するためにセルフガイド機能(自己案内機能)を持ったリーマです。フロント・リア各々先頭となる1穴をショートツールで仕上げた後に、フロント側の残り3ヵ所の穴およびリア側の残り2ヵ所をそれぞれロングツールで仕上げました。

いずれの加工も機械の直進精度に大きく影響を受けるため、機械本体だけでなく据付地盤、機械周辺温度が重要となります。特に機械周辺温度は2~3℃の変化でも軸穴の同軸度が5μm以上変化してしまうため、年間を通して恒温恒湿環境下で加工を行っています。

この製品は、カム穴の同軸度測定時にダミーヘッドとガスケット組付状態であることが要求となっており、加工用治具もダミーヘッド組付後のワークの状態を再現すべく取付座面にシムを設置し調整を行っています。

組付に使用するボルトについても、万が一軸の振れたボルトを使用してしまった場合、ワークの治具への取付姿勢がわずかにバラつき同軸度への影響が出てしまうため、取付に使用するボルトの選別についてもこだわっております。

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