バルブシートの面取り加工
詳細説明
船外機エンジンのヘッドシリンダにおけるバルブシートの面取り加工を行いました。
バルブシート面取り部における典型的な角度である120°面、90°面、60°面の中でも、バルブの当たり面である90°面が一番肝となります。
通常よくあるのが、刃具で形状を作っておいて、押し当てて加工する方法ですが、径ごとに刃具を製作する必要があり、刃具のコスト・製作期間が課題となります。
しかし弊社では、専用機ではなく特殊なツールを搭載したマシニングセンタによる「トラバース加工」を採用しているため、径および角度が変わるごとに複数の刃具を用意する必要が無く、コスト・納期の両面でメリットを出すことができます。
「トラバース加工」とは、径方向に可動する専用刃具を使用して径方向とZ軸を同期させる加工方法です。通常、トラバース加工を行う場合、U軸機構を備えた専用機を用いて行うことが多いですが、弊社では、マシニングセンタでATCできるU軸機構を持つツールを使用することで、それを可能としています。このツールは、角度を柔軟に調整することもできるため、一つの刃具でバルブのすり鉢状の形状加工が可能です。
運営元:株式会社 友照工業