直列4気筒ブロックシリンダ
詳細説明
こちらの製品は、農業機械のエンジンを構成する直列4気筒ブロックシリンダです。
マシニング加工ののち、キャップ組付、サブアッシー後のマシニング加工を経て、内部の鋳巣をチェックをしたうえで納品いたしました。
上下面加工での面粗度指示(Ra1.6)確保が困難なため、バイトで加工しました。刃持ちが悪く刃先のカケも発生しやすい(1/8台で発生する)ため、専用の工具管理帳票を作成し、工具交換時期を管理しております。
また、φ14タペット穴の面粗度指示(Ra3.2かつRp5.0)確保も難易度が高いため、ロールリーマを使用しました。
さらに、下面ノック穴からのフロント面・リア面の距離が0.05以下指示となっております。長時間加工となるワークのため、マシニングセンタ本体の微量な熱変位によっても加工寸法に影響が出ます。したがって、前述のようなシビアな加工は、熱変位の影響が最も少なくなるタイミングになるようにNCプログラムを作成しております。
